眼鏡販売マニュアル


実家に帰省中、眼鏡を新調することになりまして、
市内の大手眼鏡屋をほとんどまわったのですが、
ようやく購入を決めた店で、私を待っていたのは、
前回の免許更新手続きの受付とは違った意味で感動する販売方法でした。


当初私が探していた眼鏡というのは
デザイン的なもので、その形が見つからず、
やむを得ず「近いものを安い値段で買おう」という方向で
妥協することにしました。


「レンズとセットで13000円」


予算が3万円だったので、これならいいかと思い、
視力を検査してもらい、レンズも選ばれました。


が!


店員「紅髪様の視力ですとかなり厚めのレンズになってしまいますので
    こちらの薄型で傷つきにくいレンズをオススメします」


紅髪「あの・・・そうなるといくらになるんですか?」


店員「こちらのレンズは一枚2万円ですので・・・・」


紅髪「それじゃ13000円どころか4倍以上かかる計算じゃないですか」


店員「13000円の方からは標準レンズの5000円をお引きしますので
    4倍とまでは・・・」


紅髪「どちらにせよ予算をオーバーしますので遠慮します」


店員「えっ・・・!?」



繰り返しますが・・・
視力を検査してもらい、
レンズも選ばれました。


時間も1時間くらいかかっています。
しかし、さっさと店を出る私。


何か前にも似たようなことがあったような気がするのですが、
思いつくことが多すぎて書ききれません(爆)


前回の日記では
「有無を言わせぬ手際で安全協会の入会を勧める受付」を紹介しましたが、
今回は
「安値の販売をうたって客を引き寄せ、検査を終えてから値段の提示を行い、
断りにくい状況を作り出す眼鏡屋」でした。


確かに調べないと視力は分からないわけで、
調べてから値段を提示するのは自然な流れと言えばそうなんですが
最後の最後でオプション代が別だといって、
加算するのはズルイ気がします。


まあ、私の場合
”断りにくい状況”やら”断りにくい雰囲気”とか、
知ったことではないので、ハッキリお断りします。


ちなみにその後・・・
「オプション込みでも2万円の眼鏡」
・・・を買うことができました。


◆ 弐萬圓堂さん


この眼鏡屋の店員さんに今回の話をしたところ・・・



弐萬圓堂店員「ウチも前はオプションによっては加算してたんですけど、
        店の名前が名前だけに、最初に言うようにしてたんですよ」



なるほど、と思いました。
・・・というか、
どの店でも最初に言っておくべきだと思うんですが、
”断りにくい状況”やら”断りにくい雰囲気”とかを作り出すのも
店員の腕のみせどころなわけで、分かっていてもやらないんでしょうね。