つまらないblogが許される人種

散々わたしのblogで書いてきた、つまらないblogの典型は
『”今日は疲れた”しか書かれてないblog』ですが、
そういうblogがたくさん見受けられるのが、いわゆる著名人のblogです。
彼らのblogの内容のほとんどが「○○した!」程度しか書かれていません。
その手のblogは話題になることも多く、他人からすすめられることもよくありますが、
いったい何を楽しめばいいのか分からず、あとで感想を聞かれやしないか、
ビクビクものです。


そういうblogがどうして話題になったりするのでしょうか。


ひとつ言えることは、blog自体が話題というよりも、
書いている本人が話題になっている場合が多いということです。
「blogを書いていて有名になった○○さん」なんて、ほとんど聞いたことがありません。
「有名な○○さんがblogを書いている」というところから話題になるのが
基本的なパターンでしょう。


『”今日は疲れた”しか書かれてないblog』がつまらない理由は、
極端な言い方をするなら
「誰もお前が疲れたことになんて興味ねえよ」という一言に尽きるでしょう。
しかし、著名人の場合は違います。
「普段、どんな生活してるんだろう」という興味関心が集まるため、
「○○した!」というだけでも成立するわけです。


この理屈でいくと、『”今日は疲れた”しか書かれてないblog』の書き方とは、
有名人にしか許されないことであり、
有名人でない者は『”今日は疲れた”しか書かれてないblog』以外の書き方をして、
興味関心を集めねばならないということになります。


そう考えると、面白いblogを書いている人たちは、
そのために色々工夫してるなぁと思えてきます。
もちろん、実際はそういう劣等感からではなくて、
もっとポジティブに「面白いものを書きたい」という想いが原動力だと思いますが。