お蔵出し 第二回

* * * * * * * * * * * * * * *
<お蔵入り情報>
執筆日時:2004年10月27日(陛下の日記を読んだ直後)
非アップ理由:言いたいことがまとまらなかったから。
調整部分:近況とあわせて簡潔にした。
* * * * * * * * * * * * * * *


最近のブームが
「人をけなしてから褒めること」の紅髪です。


なんかヤクザっぽい気もします。


今の課題は何故か女の子を褒めるときの表現が
セクハラおやじっぽいこと
です。


ただしそれは慣れてないからであって
私自身がそうであるとは信じたくないです。
…将来的なことまではなんともいえませんが。


ところでそのときのスタンスで
一番参考にしたのが実は
survive陛下に対する態度だったといったら、
身内の人は驚くでしょうか。


厳密に言うと、陛下の日記と言った方がいい気がします。


はっきり言って陛下の日記は
勝手なことしか書かれていません。


知らないうちに某巨大掲示板や、
巡回系サイトにリンクが張られるくらい
アニメ関係の話題を取り扱っているにもかかわらず
その路線で行くのかといえばそういうわけでもなく、
何の脈絡もなく昼ドラの話題が出てきたり、
それどころかファンタジーサッカーのことしか
書かないときまであります。


本人のキャラクタを象徴するようなカオスぶりで
まさに陛下クオリティです。


しかし、私がそれを評価しているのは
どの話題を取り上げる場合でも
純粋に「面白かったかどうか」と
「不思議に思ったこと」という2点が明確に示されているからです。


ただ、おそらく本人はまったく意識していないでしょう。
思ったことをただ書いているだけです。
重要なのはそれが視聴者としての
もっともシンプルな姿だと言う点です。


面白かったら面白いと言うし、
つまらなかったらつまらないと言うのは
とても単純なことですが、
ジャンルそのものに何らかの思い入れをしてしまうと
作り手側の立場や事情などを考えてしまったりして、
すこしななめ上からモノを言うようになってしまうため
純粋さが失われていきます。


それはそれで興味深い「考察」ですし、
作品を別な視点で見ることができる意義も
大きいものがあるのですが、
えてして結局面白かったのかどうなのかが
分かりにくくなってしまう難点があります。


陛下の日記のすばらしい点は
それが失われることなく、
常に無邪気な形で現れていることです。


私がどう分析しようが
陛下はそんなことを考えて書いてはいないと思います。
それは以前、陛下が「アニメ夜話」に関して
以下のように述べていたのと同じです。


> 評論家たちが語るような難しい言葉を並べた評論やら法則って、
> 作家とか芸術家とかがそれに基づいて作品を作っている美意識や美学を
> 理解しようとしたりする為だったり、
> 解釈した気になる為のものなんじゃなかろうか。
> その第三者が考えるような法則とかは作ってる本人は一切意識していないし、
> 例えその法則がその作品に成り立っていたとしても
> そうした方が面白いもの、いいものが出来るからっていう
> 感覚的なものに基づいてものを作ってるんじゃないのかな?と思った。


繰り返すようになりますが、
陛下は勝手なことを言ってるだけだと思います。


でも私は陛下の日記が好きです。


先日、陛下が
絶対少年を「見てて気持ち悪い」と感じる理由について
考察してる時がありましたが、
私としてはそんな小難しいことを考えている陛下こそが
気持ち悪いと思いました(爆)


陛下は「気持ち悪かった」とだけ言ってるくらいが
ちょうどいいと思います。


紅髪はsurvive arbitrary!を応援しています。