紅髪の”ついで”


同居している弟は基本的に家事をしません。
ゆえに私がやらないかぎり、自宅は荒れていく一方です。


やらせようと思わないわけではないですが、
やらせるために使う労力があったら、
その分を家事にまわしたほうがいいので
基本的に頼みません。


まあ、そのへんも含めて
「弟が世渡り上手」というのは
先日の日記でもふれました。


このテの男は本人がだらしなくても、
なぜか回りに世話をしてくれる人間が
ちょうどよくいたりするものなのです。


「兄でありながら利用されていることに憤りをかんじないのか」


・・・この話題を出すたびに言われるのですが、
私はどれも自分の仕事の”ついで”でやることなんで、
そもそも利用されている感覚がありません。


その認識を弟が体よく使っているとしても、
それは労力に差が出ないので、
私にとって腹を立てる理由にならないのです。


私が食事をしていて
弟が「自分の分の食事を用意しろ」と言ったら怒りますが、
私が食事をする前に
弟が「自分の分も用意してくれないか」と頼んできた場合は
怒りません。


要するに、
二度手間をかけさせるようなこととか、
私がまったく関わっていないことの後片付けとか、
そういうものまで面倒見る気はないということです。


・・・もっとも、ときどき線引きが難しいものもあって、
流しのスペースを占領している
「弟がカノジョと何か食べたらしき食器」とかが
自分の食器を洗うのに邪魔だったりすると
”ついで”に洗ってしまいますが、ものすごくイライラします。


弟「残しといていいのに・・・」


・・・とか言われても、
狭いシンクでは非常に邪魔なのです。


そのへんの認識はやはり
家事をやらない弟に伝わりにくい部分なのかもしれません。