牡蠣は差し上げます


親しい方たちには、いまさら言うことじゃないんですが、
食べ物に関して、紅髪には好き嫌いがありません。


ただ、それはあらゆるものが好物であると同義ではなく、
それゆえに”葛藤を生む食べ物”が存在します。


すなわち・・・


「確かに嫌いじゃないんだけど、
自分がそれを食べるよりも
それを好物としている人に食べさせてあげたほうがいいのではないか?」


・・・という食べ物で、
特に海鮮関係の物に多く、こと貝類に関してはそれが顕著です。


牡蠣は「生臭い」「にがい」という認識だし、
寿司ネタになっているような貝類(赤貝、つぶ貝)などは
本来楽しむべき食感を楽しめないので
(噛みにくいなぁという認識が強い)
最近では専ら
「私に食べさせるくらいなら誰かに譲ってあげてください」
・・・と出来るだけ事前に言うようにしているくらいです。


そう言うときは、言葉自体に悪意はまったく無く、
むしろ親切のつもりで言うのですが、
微妙な雰囲気をかもし出すことが無いわけではないので、
状況を見定めてはいますが、
やむをえず「食べさせられた」ときは葛藤する羽目になります(笑)


食べ物に限りませんが、
それほど好きでも嫌いでもないものを進められる状況というのは
往々にしてそんな葛藤をはらんでいるような気がします。


つい先日、赤さんからライブのお誘いがありましたが、
私にとって、その内容は・・・


「行ってもいいんだけど、すごく行きたいわけではない」


「みんなが行くというならつきあうかな」


・・・というものでした。


7月上旬開催で、ゴールデンウィーク明けには関東に戻る赤さんと参加するには、
頃合としてちょうどよかったのですが、結局辞退しました。


以前はこうした誘いひとつでも、
うまい断り方はないものか、などと悩んでいた私ですが、
最近では、
「断るなら結局相手を残念がらせるのが遅いか早いかだけなので、
下手に期待させるよりは、早めに返答したほうがいい」
・・・と考えるようになりつつあります。


まあそれでこじれるような仲なら、
それこそ遅かれ早かれ途切れる縁でしょうしね。