好き好きスキー
長野県の白馬へスキーに行ってきました。
メンバーは紅髪、しゃかもさん、jimaさんの3人。
今回は何かと「香ばしい出来事」が多い旅行でした。
ある意味かなりスリリングで、ネタ的にはOKなんですが、
同行したお二人はけっこう消耗したんじゃないかな、と思ったりします。
一泊二日の旅行だったので、
思い切って「香ばしい出来事」だけ取り上げてみます。
①旅行前の攻防
義務教育時代、学年単位の旅行(キャンプや修学旅行)があると
学年主任が、
「旅行に行くまでの楽しみ・旅行に行く楽しみ・旅行に行った後の楽しみ」
・・・という「三つの楽しみ」をあげ、
「行く前の準備から、帰ってくるまでが旅行です」と締めくくる
お約束のように言っていたパターンがありました。
紅髪としては「旅行は旅行先に行っている間が旅行」であり、
「できるだけ旅行に行く準備には時間をかけたくない」
「旅行に行った後はできるだけ早く普段の生活にもどりたい」
・・・というスタンスなので、はっきり言って同意できませんでした。
そんなわけで今回はしゃかもさんからお誘いがあったとき、
最初に言った言葉は「全部お任せで」
・・・ということでした。
ところがそんなにうまくいかないのが旅行でして、
しゃかも「広いスキー場」
jima「レンタカー」
紅髪「低予算」
・・・それぞれの優先事項を考慮に入れると、
うまく妥協案がみつからず、
結局打ち合わせをすることになりました。
連休直前だったこともあって、
あまりえり好みできる状況じゃないと気づくまで、
だいぶ香ばしいやり取りが続いた気がします。
②スキー場の紅髪
本格的なスキーは2度目の紅髪。
とにかく「余裕がありません」
当然かなりナーバスな状態であり、言動がかなり香ばしかったようです。
一番とばっちりを受けたのは、
3人の中でもっともスキーが上級者のしゃかもさんだと思います。
何かと気を使ってくれたのですが、思うように滑れなかったことでしょう。
③旅館前の駐車トラブル
jimaさんとしゃかもさんが直前にも関わらず格安のプランをみつけてこれたのは、
ノーマルタイヤのレンタカーをチェーンオプションで借り、
現地で当日空いている宿泊先を紹介してもらう、
という2点を了承したからでした。
ところが、いざその宿泊施設に行ってみると、
ただでさえ狭い駐車場が雪によってさらに狭くなっており、
かなりスペースが限られていました。
旅館の方の配慮もあって
なんとか空きスペースにjimaさんが駐車したところ、
既に駐車を終えた一家の、中年太りしたオヤジがやってきました。
「そんなところにとめたら夜に出て行く人に迷惑じゃないか」
この「夜に出て行く人」というのはその中年太りしたオヤジ本人なのに
まるで駐車している人間全ての代表者かのような口ぶりです。
jimaさんがぐっとこらえて移動を始めようとすると、
自分の子供はうろちょろさせたままで車が動かせません。
しゃかもさんが誘導に乗り出し、
ようやくバックを始めたところ、
それを眺めていた同じ一家のオバハンが
「あーら。ノーマルタイヤよ?」
そしてようやく移動させた先でも
中年太りしたオヤジは文句言いたげにこちらを眺める始末。
あまりにも身勝手な振る舞いで
「香ばしい」どころの話ではなかった気がしましたが
言い争いは避けたので、かろうじて、というところです。
④順番待ちさせられる温泉
近所の温泉に入ることにしていたのですが
「20分待ちです。順次お客様の入れ替えを行っておりますので、
お名前を記入の上、待合室でおまちください」
これを聞かされた私はめまいがしてきました。
昔、似たような状況で風呂に入って、
後々肌が猛烈なかゆみに襲われた経験があった私は
どうしてもその状況でその浴槽に入りたくありませんでした。
紅髪「私は入浴を拒否する」
これが日中のスキーでつかれきった上に
例の一家とのトラブルで憔悴していたjimaさん、しゃかもさんの
不興を買いました。
私個人でいえばもっとも「香ばしい」瞬間です。
私もちゃんと説明すればまだよかったのでしょうが、
疲れていたこともあって、そういう思考も働きません。
とにかく、シャワーだけ浴びてすぐにあがりました。
⑤二日目をどうするか
11時が就寝時間という張り紙があったため、
次の日の予定を決めてから寝ることにしました。
とてもじゃないですが、私は2日続けてスキーなんてできません。
(これを書いているときでさえ、
足首から太ももにかけての痛みがとれていません。)
何とかして、二日連続のスキーは回避せねばなりませんでした。
結局、黒部ダムと松本城を見に行こうということで
二日目のスキーはなくなったのですが、
多分、しゃかもさんが察してくれたからだと思います。
ある意味必死な紅髪は「香ばしい」姿に写っていたことでしょう。
⑥黒部ダム、閉鎖中
積雪が多いこの時期は道を閉鎖しているのでした。
間抜けなことこの上ないですが、
やむをえないので松本城へむかうことにしました。
これで「引き返してスキーしようぜ!」とか言い出すメンバーがいたりしたら
さらに香ばしいことになったでしょうが、
そういうことがなくて安心しました。
⑦松本城
現存する木造天守12城のうち、
国宝の4城(犬山城・松本城・姫路城・彦根城)の一つなのですが、
私は現存する木造天守自体が初めてだったので、かなり楽しみでした。
ところが・・・
とにかく足が痛い!
昔の作りそのままだけあって、階段やハシゴの段差が一定じゃないのです。
泣きそうになりながらjimaさん、しゃかもさんの後を追いました。
香ばしいというより情けない感じです。
でも、城自体はかなり機能的にできているなぁ、と感心しました。
他の3城も機会があれば見に行きたいと思います。
⑧「おいしいもの」が見つからない
二日目にスキーをあきらめる条件として
jimaさんが提示した条件が「長野ならではのおいしいものを食べること」
食べものがらみといえば紅髪なわけですが、
「名物にうまいもの無し」だと考えている私は、
ご当地の食べ物にあまり期待していないので、
なんでもよかったのですが、
「長野だったら蕎麦かなぁ」と思って提案しましたが、
「蕎麦はある程度味が予想できてしまうので、できれば別のもの」
・・・とjimaさん、しゃかもさんがいうので、任せることにしました。
が!
めぼしいものが見つからず、結局蕎麦!
おいしい店だったので満足でしたが
しゃかもさん「蕎麦でよろしいでしょうか」
遠慮がちに言ってきたしゃかもさんが印象的でした(笑)
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その後高速道路に乗り、帰宅しました。
読んでみて面白いかどうかはともかく、
イタイなりに(爆)満足のいく旅行だったと思います。
ただ・・・
帰宅して弟と話したのですが・・・
弟「スキー楽しかった?」
紅髪「うまくはなったと思うよ」
弟「楽しくはなかったの?」
紅髪「スキーの楽しみってのは・・・うまくなる楽しみだよね?」
弟「えー?スピード感とか、ゲレンデの征服感とか、そういうもんじゃないの?」
紅髪「つまりそれがうまくなった証ってわけで・・・」
弟「いや、単純に”スキーは楽しいもの”なんだよ。そのために金払ってるんだし」
・・・早く心から楽しめる日がくるといいです(涙)