お蔵出し 第一回

ネタばっかり溜め込むのもどうかと思うので、
まめに更新するためにもどんどん蔵出ししていこうと思います。
（微調整はします）

＜お蔵入り情報＞

執筆日時：6月24日
非アップ理由：いささか批判的過ぎるかな、と思ったから。
調整部分：内容をマイルドにした

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私の知り合いに、
「自戒のため、決してゲーム機を持たない」という友人がいます。
私とは対照的といっていいでしょう。

のめりこみやすい性格だという自覚があるそうで、
何かゲームを買ってハマってしまうと、日常生活を破綻させかねないのだそうです。
その人とは、今でこそ普通にネット上でやり取りをしていますが、
ネット接続にあたっても、「中毒になりはしないか」と
だいぶ慎重だった記憶があります。

実際はネット中毒になることもなく、その点では立派だったのですが、
その後、たまたま住んでいた物件でサービスが受けられる
ケーブルテレビに加入した事が問題でした。

もともとテレビ好きな人でしたが、
専門チャンネルに夢中になってしまったのです。

別にアダルトなチャンネルだったわけではないのですが、
好きなジャンルの番組が目白押しで、
さらに過去に見逃した作品がラインナップされているとなれば
「のめりこみやすい」というその人の性質をとらえるのに十分だったのでしょう。
その後、HDDディスクレコーダーまで買って保存版を作成するまでに至りました。

TVゲームは中毒性の高いものですし、ソフトも決して安いものとは言えません。
しかし、一本あたりにかける時間は
大作といわれるゲームでも100時間ぐらいで、
瞬間的なプレー時間はそうとうなものですが、
次のゲームを購入するまでのスパンを考えると、
一日あたりの平均浪費時間はそれほどではありません。
そして、一人で出来るゲームというのは、
目的達成（ゲームクリア）をしてしまうとやり直さないものです。

これに対してケーブルテレビは
一ヶ月分の契約料を支払えばあとは基本的に見放題。
専門チャンネルは毎日、24時間、特定のジャンルを、
いつでも見られることになります。
これはコストパフォーマンスと平均浪費時間の点で
ゲームをはるかに凌駕している上に、
ゲームと違って技術を必要としない手軽さがあります。

さらにその友人はネット上の掲示板などを通じて、
同じケーブルテレビ環境の人たちと語り合うようになったことで
視聴の積極性に拍車がかかりました。

ところで、私の家は「ゲーム天国」または「精神と時の部屋」といわれますが、
これはゲームと漫画がひしめくが為にそこにいることによって
日付と時間の感覚が麻痺してくるという、危険な性質から来ています。

ですが、私自身はそこで日常生活を送っているわけで、
それなら私はとっくの昔に廃人と化していそうな話ですが、
残念ながら一人でできるゲームは当然とっくの昔に遊び尽くしていますし、
漫画に関しても、間違いなく一度は読んだものですので、
ひきこもるような要因にはなりえません。

それに対して、前述の友人から、食生活をはじめとした、
生活リズムの近況などを聞かされたときは思わず心配になりました。
本人曰く「大丈夫だ」ということでしたが、
はたして同席した友人のどれほどがその言葉を信じたのか
微妙なところです。

今更言っても仕方ないのですが、
「ゲーム機を我慢してケーブルテレビに加入する」のではなく、
「ケーブルテレビを我慢してゲーム機を買う」という選択のほうが
賢明だったのではないでしょうか。
ゲームソフトを買いつづけるのには金銭的に限界がありますから、
他のことをせざるをえなくなったと思うのです。

・・・もっとも、最悪のパターンとして
「ゲーム機を買った後にケーブルテレビにも加入」していたかもしれないないので
なんとも言えないのですが（笑）