箸の端を見極めよ


毎度どうでもいいことなのですが、
何かと細かいことが気になってしまう私、
紅髪でもクレームをつけるにつけられない、
微妙なものがあります。


「割り箸入れ」


・・・です。


割り箸入れには基本的に、
「縦置きタイプ」と「横置きタイプ」の二種類あるのですが、
一般的に横置きタイプはふたがついていることが多く、
一方の縦置きタイプは筒状の容器で、
アルミ缶の上をくりぬいただけのものでも十分その役目をはたしていたりします。


前者はやや清潔感があること。
後者は取り出しやすいことがメリットでしょうか。


もしこの割り箸入れが何らかの理由で不衛生だったりしたら、
縦置きだろうが横置きだろうが、私はクレームをつけることでしょうが、
そこまで明確な状況というのは「微妙」とは言いません。


ではどういう状況が微妙なのか、というと、
この割り箸入れに、
どうしようもないくらい箸が詰め込んである状況

・・・です。


特に縦置きタイプにありがちなのですが、
円柱状の容器一杯に詰め込んだため、
ほとんど丸太のような状態になっている箸とか、
非常に困ります。


しかしながらこれは、
箸を切らさないようにしようという、店側の努力の姿勢なので、
文句を言うに言えないのです。


使う分だけサッと取り出したいだけなのに、
箸立て部分からすべて手元に手繰り寄せ、
丸太と化した割り箸の”ほころび”を見つけて、
何とか引っ張り出していると、
「何でここまでしなければならないのか」という思いにかられます。
まさにやり場の無い憤りというものです。


もし私が老後にラーメン屋でも開くことがあったら、
バイトのマニュアルには


「割り箸を詰め込み過ぎないように!」


・・・と書き入れることにしようと思います。