To Heart R 第四回
To Heart2を買うか否かで散々赤さんとメールでやり取りしたのに
いざ買いに行ったら発売延期だと知らされてへこみました。
店員「発売は11月中としか聞かされておりません」
ものすごくあいまいな返答です。
一部で11月25日とか言われているんですが、
こういうパターンはたいてい1、2ヶ月遅れるのが通例なんだとか。
いいさ私には・・・
To Heart 〜Remember my memories〜
・・・がある!
早速第4話のポイントを抑えてみます。
基本的に今回は綾香と葵ちゃんがメインの話なんですが、
芹香センパイが出てきます。
彼女は小声で”ぽそぽそ”しゃべるというキャラクターで
ゲーム中は基本的にまわりのキャラクタ(浩之ちゃんを含む)が
同じ台詞を復唱するような形で発言することが多いです。
芹香
「・・・」
浩之
「えっ?黒魔術に興味はありますか・・・って?」
・・・テキスト上はこんな感じのやり取りになるわけですが、
前回アニメ化されたときは、前回も少し触れたように、
極端に小声で話し、やはり周りが同じ台詞を復唱するという演出で
これを表現しました。
今回も彼女の台詞は、まったく同じ形でした。
幸か不幸か台詞が少ない傾向にあるものの、
記念すべき今回の初台詞は周囲の復唱が無く、
ホントに音量のボリューム上げないと何言ってるのか聞こえませんでした。
もっとも、彼女の魅力は台詞よりしぐさにあるので、
そのへんに関しては少ない出番ながら雰囲気が良く出ていたと思います。
えー・・・繰り返すようですが
今回は綾香と葵ちゃんがメインの話です。
ところが困ったことに彼女達以上に
琴音ちゃんが喋りまくるので彼女がメインの話にさえ見えます。
・・・っていうか、
彼女の性格がゲーム版と比べて変わりすぎてるという意見が
もっともに思えます(笑)
彼女は一応超能力の持ち主なのですが、
ここまでまったくそのことが忘れ去れて、
「葵ちゃんのマネージャー」という新設定ばかりが際立ってます。
その姿は、かつて彼女が自分の力を制御できなかったときに
付き添った浩之ちゃんの励ましに起因する、とかいえば
納得できないことも無いのですが、ものすごい豹変ぶりです。
③セバスチャンさん!
ぎゃー!
やっぱり声が大林隆之介さんじゃなーい!!!!!
出てきてくれたことは嬉しいですし、
「長瀬研究主任と親子である」という裏設定を反映して
声優さんも二役で起用してくれているんですが・・・
他が徹底してゲームと同じ声優さんを使っているので、
どうしてもそこだけが穴に思えてしまうんですよね・・・。
④浩之ちゃんって・・・
ギャルゲーの主人公は、
基本的にプレーヤーの分身であるため、
性格がかなりニュートラルな設定になっています。
このため、言動がかなり八方美人だったり、
あたりさわりのないものだったりするのですが、
アニメではこれをなんらかの形で性格に特徴づけせねばなりません。
To Heart-Rがゲームの後日談であることは再三述べていますが、
どうもそれが逆に災いしたか、浩之ちゃんの性格が前述したようなフェミニスト気味になりがちな気がします。
前回アニメ化されたときは、同じようにたくさん女性キャラが出てきても
後輩はあくまで後輩、友達はあくまで友達、と割り切った態度を取っていました。
その印象が強いぶん、女の子に対して言動が甘めになるのが鼻につくのかもしれません。
弟
「何か、今回の浩之ちゃんは男友達に嫌われそうだよな」
・・・弟のコメントが的を得ているといえるかもしれません。
今のところ、ある意味浩之ちゃん以上に
酷い扱いをされているのでは無いかと思われる我がヒロイン。
ネタバレに関わるので詳しく触れるのを避けますが、
他のキャラクターにスポットを当てているため、
少ない出番が意味深な行動に見えてしかたありません。
例えて言うなら、いいこと言ったのに勘ぐられてしまう感じでしょうか。
せっかくゲームの後日談ということで、
まわりが気を使ってくれているのだから、もっと積極的になって欲しいです。
このままだと腹黒いキャラだと思われそうで怖い(笑)
弟
「あかり、うっとおしくない?なにかと」
弟にはあかりの必死さが伝わらんとです。
⑥さすがに作画は中だるみ
第四話ともなると仕方ないですかねぇ。
何か、やたら身長の差がおかしかったり、
色使いが変だったりして、
作画だけの問題じゃない気がしますが、
DVDでは直っていると信じて目をつぶります(涙)
* * *
制作側の正念場といったところでしょうか。
本来視聴者側はそんなことに気を使うべきじゃないので
クオリティのディティールにこだわらなければ
話の流れはそんなに悪くないです。
・・・まあファンだからこそ細かいところにこだわっちゃうんですけどね。