敵を知り、己を知れば百戦危うからず


この日記を読んでくださっている方や
付き合いの長い方なら薄々感じていることだと思うのですが、
紅髪は自己分析をしたがる人種です。


ある意味では内向的と言うべきかも知れませんが、
残念ながら?自分の世界に閉じこもってしまうとか、
対人関係が苦手になっていくとか、
どこぞの映画や小説に出てくるような、
カッコイイ主人公とは、だいぶイメージが違います。


・・・たまにそういう性格にあこがれて、実践してみたりするのですが、
だんだんめんどくさくなってきて
結局素に戻っていたりします。


まあ、デリケートでナイーブな人間が
「ゆけ!クレーマー」などと言われるわけが無いのですが、
そう言い出した、赤さんと飲みに行った時にこう言われたことがあります。


「紅髪は自分を過小評価することはあっても、
過大評価することはないよね」


小学校からつきあいのある相手だけあって、
なかなかするどい一言です。


私自身が自己分析をしたがる人種であることはいいとして、
次に問題となるのはそれがどのようになされているか、です。
例えば自信過剰気味な人間というのも、ある意味では自己分析をしたがる人種です。
ただ、それが適正とはいいがたいだけであって、
その先にたとえ自滅という結果しかなかったとしても、
それまではある意味ポジティブだと言えます。


それに比べると、私のそれはだいぶ慎重なもののようです。
そのとき赤さんには一応言ったのですが、
私が私自身を分析するときというのは、
実は私自身ではだいぶ自分を過大評価しているな、と思って分析しています。
ところがいざ他人からの意見と照らし合わせると、
上方修正を強いられたりするのです。


・・・ここで言う分析というのは
単純に何かの点数とか、そういうことではなく、
性格や行動に関する積極性や社交性などのことで、
例えば赤さんなどにかかると


「紅髪はもっと自信をもったほうがいい」


・・・などといわれたりするわけですが、
私本人は相当自信たっぷりに生きているつもりだったりするというわけです。


所詮自己分析ですから、
本当に客観的な分析されたときの結論と違っていてあたりまえなんですが、
自己分析をしたがる人種としては、
できる限りは客観的な分析をしたいと思ってしまいます。


今日は街を歩いていて、
”バカ話で歩みが遅いために私の進路をさえぎる二人組の女性”に遭遇したのですが、
先日しゃかもさんから


「紅髪さんはそういうとき何としても抜き去ろうとするよね」


・・・といわれたことを思い出して、


「いつでもそういうわけじゃないさ」


・・・と、やり過ごすはずが、


気がつくと
広い歩道に入った時点で早速追い抜いてました。


「いつでもそういうわけじゃないさ」という自己分析が
「何としても抜き去ろうとするよね」という客観的分析に
敗北した決定的瞬間です。


あまりに悔しくて、日記のネタとせずにはいられませんでした。


・・・こんな私の毎日は
「とても楽しそうだね」と分析されるのですが、
どうなんでしょう。