「コーヒー」


コーヒーですよコーヒー。


ドラマや漫画に限らず
眠いときにコーヒーを飲んでいる場面はよく見かけるのですが、
昔からそれがどれほど効果のあるものなのか
イマイチピンときませんでした。


・・・というのも
私はコーヒーというものが美味しいと思えない人間だったので、
世間一般に言われていた、
「成長期に飲むもんじゃない」という話も手伝って、
最近までほとんどコーヒーを飲んだことがありませんでした。


そもそも眠気対策の効果を確認する機会が無かったのです。


しかし、最近はファミレスなどで
「ドリンクバー」のサービスが一般的になり、
また「コーヒーのお変わり自由」は
大手ファミレスどころかファーストフード店でも
あたりまえになりつつあります。


つまり試す機会を容易に得ることができるようになったのです。


私はその事実に最近気付いたので、
思い切ってコーヒーがどれほど眠気対策になるのか、
試してみることにしました。


一杯や二杯程度では、さして効果の無いことは
これまでの数少ない摂取体験でも分かっていたので、
私は「大量摂取」がキーポイントだと思いました。


実験当日、私はドリンクバーで
後ろ髪を引かれながらソフトドリンクをあきらめて、
ひたすらコーヒーを飲みました。


で、どうなったかというと・・・


・・・初めてそれを試したのは昼だったのですが、
ドリンクバー代金を安くするためにも
昼食のメニューと共に摂取しました。


普段は2時過ぎあたりに
満腹感からくる眠気が襲ってくるのですが、
その日は一向にその気配がありません。


それどころか、
目はやたら冴え渡り、
体中を得体の知れない高揚感が駆け巡っています。
あきらかに今まで体感したことのない感覚です。


私はそのとき気付いたのですが、
コーヒーの覚醒作用?というのは、即効性ではなく、
効果があらわれるのは飲んでからしばらく後だということです。
すなわち眠いときに飲んでも遅いのです。


「眠くなるときを見計らって飲まなくてはならない」


・・・それが実験から得られた結論でした。
今後ドラマなどでそういうシーンを見るたびに私は


「今飲んでもしょうがないのになぁ」


・・・と考えることでしょう。