マーサは錬金術師
早速kuniさんからトラックバックのお礼を言われました。
せっかくだったので、
kuniさん創作の3DCGキャラクタを主人公にしたSSを送ったところ、
掲載までしていただきました。
恐縮です。
kuniさんに「大学院で脚本をメインに研究しているだけあって」と
紹介をされていますが、あのSSは
- 「キャラクタの設定はストーリと不可分で結びつける」
・・・という趣旨のもとに書いたもので、
『「鋼の錬金術師」という漫画がちまたで流行っているので、
それなら同じ「錬金術師」という設定を起点にしてみよう』
というのが執筆の動機でした。
創作活動においては
パクりとオマージュの境界がよく議論になりますが、
共通する設定はあって当然で、ただ共通しているだけではパクりにもオマージュにもなりません。
ところが時期が時期だとそれだけでツッコミの対象になったりします。
「鋼の錬金術師」という漫画が最近人気であることは言いましたが、
今なら「錬金術師」という単語だけでも『パクりだ!』といわれるのではないでしょうか。
金銭的トラブルまで発展させるのは勘弁ですが、
基本的に私はパクりやオマージュ的な作品が嫌いじゃないです。
- 「キャラクタの設定はストーリと不可分で結びつける」
という趣旨で書いた、と述べましたが、
設定はそのまま流用したところでキャラクタの魅力には直結しないので、
「錬金術師」という設定一つでも力量が試されます。
実際私も、文章だけで「錬金術師」を語ることはできず
kuniさんのキャラクタにイメージ部分を依存してますし、
むしろ元のアイディアをもっと高尚な域にまで高められるとしたら、
それはそれで凄いことで、なかなかできることじゃないと思うのです。