TEAM大和撫子で合コンしたらどうなるか


待ち合わせ場所の八王子駅北口エスカレータ下。
集合時間5分前。


紅髪
(「いつか企画してやる」とか言ってたけど、
ホントにやると思ってなかったよ・・・。


っていうか、


そもそも私、
合コンってモノに参加したことがない
のだけどなぁ・・・。


まあ、結婚相手決めるわけで無し、普通の飲みの延長みたいなモンかねぇ)



「おー、来てる来てる、さすが地元住民w」


紅髪
「まあ、気遣ってもらって場所をここにしてもらったんだし、
最低でも赤さんの次くらいにはこないとさ」



「あー、まあね。他はまだきてないん?」


紅髪
「いっそ男性陣は私のトコにいったん集まっとけばよかったんじゃないの?」



「そんなんじゃいっつもの飲みとあんま変わらないじゃん・・・


あくまで合コンなんだから」


Ave
「はろー」


皇子
「どもですー」


Survive陛下
「・・・まだ相手きてないの?」



「挨拶するより先にそれかよ、おめえは!」


少し待つと、女性陣がまとまって到着。



「あー、こっちこっち」


手を振って招きよせる赤さん。


女子A
(ぺこり)


女子B
(・・・ぺこり)


女子C
「こんにちわー」


女子D
「どもー」



「そんじゃ移動!店は・・・紅髪、案内よろしく」


ぞろぞろ・・・


紅髪が先頭、次に皇子とaveさんがなにやら会話しながら続き、
その後を陛下がケータイのメールをチェックしながらついてくる。
さらに赤さんが女子A,Bと何かを会話しながら引き連れ、
女子C,Dがやはり何かを話しながらついてくる。


紅髪
「(おいおい私、相手の顔、ほとんど見てないんだけど)」


そんなこんなで、会場の飲み屋に到着。


紅髪
「9人で予約してた紅髪です・・・」


お座敷に案内され、席につく参加者。
目の前には女の子。
ようやくまともに顔を見た紅髪。


紅髪
(・・・ん?)


女性側から、今まであまり経験したことのない視線の飛び交い方に気づく紅髪。


紅髪
(あー、これが噂の「品定め」ってやつか


赤さんの話だと、もっとあからさまだって聞いてたんだけど、
わりと遠慮がち・・・なほうなのかな?
まあ、私もざっと見たから同じように思われてるんだろうけど・・・。)



「みんなビールで大丈夫だよね?」


間もなく運ばれてくる中ジョッキ。


一番店員に近いくせに


店員がジョッキを配るのをボケっと見ている陛下


見かねたaveさんが積極的に前へ出てグラスを皆に回す。


Ave
「どぞ」


女子A
「あ、どうも・・・ 」



「そんじゃ、今日は楽しんでいきましょー。乾杯!」


全員
「かんぱーい」


紅髪
「ぐびっ ぐびっ ぐびっ ぐびっ ぐびっ ぐびっ」


女子C
「わあー全部飲んじゃったー」


他は適度に残している


紅髪
「あー、なんつーか、のどか沸いてたからさー」



「じゃあ、とりあえず自己紹介しよっか。まずは・・・紅髪で」


紅髪に集まる視線。


紅髪
「紅髪です。一応赤さんとは小学校からの付き合いなんですが、
だいぶ性格違うのによくここまでつきあってこれたなー、とか思ってます。
あと食べ放題系が好きなんでやたら食ってるかも知れないですけど、今日はよろしく」


女子D
「あ、私それ、赤先輩の話でときどき出てくるからきいたことあるかも」


紅髪
「どんな話なんだかw」



「じゃあ、男女交互ってことで。次はパセリどうぞ」


パセリ
「あっ、はいー」


紅髪
(とりあえず赤さんの後輩・・・か)


パセリ
「って言うか、先輩名前言っちゃったしー。
えーっと、パセリです。私もおいしいもの食べにいくのとか好きです。
・・・あんまり食べられないですけど」



紅髪は食べ放題ばっかだよなぁ


紅髪
「いいじゃん、いちいちメニューの値段とか気にしたくないんだよ」


ave
「まあ毎回僕は連れてこられてるわけなんですが」


女性一同
「あはははははw」



「じゃあ、どんどんすすめちゃって」


適当につまみを注文する赤さん


ave
「そんじゃつぎってことで・・・aveです。
僕はそこまで食べ放題好きじゃないんですが、
八王子によくきてたせいか、なんだか来るとつれてこられてる気がします。
今日はよろしくです」


紅髪
(食べ放題ネタってそんなに引っ張るもんじゃない気もするんだけど、
まあ自己紹介が前の人のに引きづられるのってよくあるよなぁ)


女子C
「次・・・私か。えっと、BANBANっていいます。
趣味は・・・マンガとかゲームするのけっこう好きなんで、
そういうネタとかわりと歓迎です。よろしく」


紅髪
(とはいえ私らの場合いろんな意味でレベル高いから、
慎重に話題選ばないと地雷踏みそう。
むしろ無難に音楽の話題とか触れる陛下とかのほうが・・・)


やたら熱心にメニューを見ていて


聞いてるのか聞いてないのかわからない陛下


皇子
「次!俺!」


それまで自己紹介した人は誰も立ってなかったが勢いよく立ち上がる皇子。


皇子
「皇子です。一応社会人やってます。
なかなか思うように休みがとれなかったんですけど今日はなんとかこれました。
がんがん盛り上げていきたいです」


一同
「わー(皇子が座るのにあわせて拍手がおこる)」


女子A 「あのー、背、どのくらいあるんですか?」
女子B 「わた、あ、ゴメン」


女子Bが自己紹介しようとしてタイミングがかぶる二人。


女子A
「ゴメン!続けて続けて」


一同「w」


やや、照れくさそうに話し出す女子B


女子B
「スイマセン・・・UNIQLOっていいます。あまりお酒は強くないんで、
ウーロン茶とか頼んでもおこらないでください・・・あはは」


紅髪
(多分一般的に見ればこのコが一番カワイイんじゃなかろうか。


・・・なんかちょっと神経質そうだけど)


紅髪が勝手なことを考えている間に、つまみが届きはじめる。



「ほれ、Survive出番!つーかさっきからぜんぜんしゃべってないじゃん、お前」


待ってましたとばかりに陛下をまくし立てる赤さん。


Survive陛下
「分かってるって・・・」


別に立たなくてもいいのだが、のっそり立ち上がる陛下。


Survive陛下
「あー、えっと・・・Surviveです。・・・よろしく」


あっさり座る陛下。



「もっと話せってば!」


女性一同
「あはははははw」



「・・・ったく。じゃあ次、ラストね。」


女子A
「秋(アキ)っていいます。
・・・・えっと、んー、今日はよろしくお願いします。
あ、オチとかもなくてすいません。」


一同「w」

こうして赤さんの提案による
「TEAM大和撫子で合コンしたらどうなるか」という試みが始まった。